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Ronin PODシーズン3|上位5作品がRON報酬を独占
Proof of Distribution·6分で読める

Ronin PODシーズン3|上位5作品がRON報酬を独占

RRen.S(gamefi.jp編集部)公開日: 2026-08-14

📋 この記事のポイント

  • 1ガス使用量(アプリが消費したガス)
  • 2ユーザーアクティビティ(利用者の活動量)
  • 3リテンション(継続的な利用・定着率)
  • 4NFT取引ボリューム
  • 5DEXでの流動性
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Ronin(ロニン)ブロックチェーンは、第3回「Proof of Distribution(POD)」シーズンを終了しました。今回は163のビルダー(アプリ)が報酬を獲得し、報酬はDuneのオンチェーンデータに基づくアルゴリズムスコアに応じてRONトークンで分配されます。首位はAxie Infinity、2位はCraft World、3位はRagnarok Landverse Americaで、**上位5作品だけで236,000 RON超(約11,800ドル相当)**を占める「トップヘビー」な結果となりました。本記事では、PODの仕組みと第3シーズンの主要な結果、そして次シーズンに向けたビルダーの課題を整理します。

Proof of Distribution(POD)とは何か

Proof of Distribution(POD)は、Ronin上で稼働するアプリケーションの「実際の利用実績」を評価し、貢献度に応じてRONトークンを配分する仕組みです。単なるトークン保有量やステーキングではなく、オンチェーンでの活動そのものを報酬の根拠とする点が特徴です。

スコアは、以下のような複数の指標を組み合わせてアルゴリズムで算出されます。

  • ガス使用量(アプリが消費したガス)
  • ユーザーアクティビティ(利用者の活動量)
  • リテンション(継続的な利用・定着率)
  • NFT取引ボリューム
  • DEXでの流動性
  • スマートコントラクトの実行回数

これらの元データはオンチェーン分析プラットフォーム「Dune」から取得されており、透明性のある形でスコアリングが行われます。ビルダーにとっては、ユーザーを実際に集め、経済活動を生み出すほど報酬が増える設計になっています。

首位はAxie Infinity、圧倒的なコントラクト実行数

第3シーズンでも首位を守ったのはAxie Infinityでした。スコアは570で、これは**760万回のコントラクトコール(呼び出し)と、強力なDEX活動によるものです。獲得報酬は85,170 RON(約4,300ドル相当)**でした。

Axie Infinityはロニン・エコシステムを代表するタイトルであり、長年にわたって大規模なユーザーベースとオンチェーン取引を維持しています。膨大なコントラクト実行数とDEX上の活発な取引が、他を引き離すスコアにつながりました。エコシステムの「基盤」としての存在感を、今シーズンも改めて示した形です。

2位Craft World、直接エンゲージメントで存在感

2位に入ったのは、ブラウザ/モバイル対応のアイドル(放置)ゲームCraft Worldです。獲得報酬は**53,275 RON(約2,600ドル相当)**でした。

Craft Worldが評価されたのは、ガス消費量・アクティビティ・成長性の3項目でトップ級の数値を記録した点です。特に、ユーザーとの直接的なエンゲージメント(かみ合った利用)で競合を上回りました。アイドルゲームは手軽に遊べるため継続利用されやすく、日常的なオンチェーン活動を積み上げやすいというジャンル特性が、PODのスコアリングと相性が良かったと考えられます。

3位Ragnarok Landverse、NFTマーケットが牽引

3位はRagnarok Landverse Americaで、**38,228 RON(約1,900ドル相当)**を獲得しました。評価の中心となったのは、NFTマーケットプレイスでの活動とコントラクトの相互作用です。

人気IP「ラグナロクオンライン」の世界観を継承するタイトルであり、NFTの売買を軸とした経済活動がスコアに反映されました。トップ3の内訳を見ると、Axie(DEX中心)、Craft World(アクティビティ・成長中心)、Ragnarok(NFT取引中心)と、それぞれ異なる強みでスコアを稼いでいる点が興味深いところです。

中位陣とスコアの「べき乗分布」

上位以外にも、注目すべき動きがありました。

  • Pixels(7位)は、140万回のコントラクトコールと堅調なDEX活動を記録しました。しかし、スナップショット上の成長率が低かったため、スコアは141.0にとどまり、報酬は21,055 RONでした。活動量が多くても、成長指標が伸び悩むとスコアが頭打ちになることを示す好例です。
  • Wild Forest(14位)Chicken Saga(15位)、**Fableborne(16位)**などは、積極的なNFT取引ボリュームを生み出すことで、中位帯の堅実なスコアを確保しました。

一方で、リーダーボード全体は厳しい「べき乗分布(power-law)」を示しました。スコアは20位(Kaidro)以降で急激に低下し、23位から35位までは同一の報酬額を分け合う結果となりました。この帯の報酬は、DEXやNFTの活動がゼロで、ベースラインのガス使用量のみによって決まっています。つまり、実質的な経済活動を生み出せていないアプリは、最低限の分配にとどまるということです。

第4シーズンに向けたビルダーの課題

第3シーズンの結果は、次シーズン(Season 04)に向けたビルダーの指針を明確に示しています。

上位で報酬を伸ばしたのは、単純なスマートコントラクトの実行回数ではなく、マルチチャネルなエンゲージメント(多面的な利用)、リテンション(定着)、取引ボリュームを実現したアプリでした。逆に、コントラクトを動かしているだけでDEX流動性やNFT取引を伴わないアプリは、下位帯で横並びになりやすい構造です。

したがって、順位を上げたいビルダーにとっての課題は明確です。「コントラクトを実行させる」ことから一歩進み、実際にユーザーを定着させ、DEXやNFTでの経済活動を生み出すことが、報酬拡大の鍵になります。PODは、こうした「本物の利用」を促すインセンティブ設計として機能していると言えるでしょう。

まとめ

Roninの第3回Proof of Distributionでは、163のビルダーがオンチェーン実績に応じてRON報酬を獲得しました。首位はAxie Infinity(85,170 RON・約4,300ドル)、2位Craft World(53,275 RON・約2,600ドル)、3位Ragnarok Landverse America(38,228 RON・約1,900ドル)で、上位5作品だけで236,000 RON超(約11,800ドル相当)を占めるトップヘビーな結果でした。

スコアはガス使用量・アクティビティ・リテンション・NFT・DEX流動性などから算出され、20位以降で急落するべき乗分布が顕著でした。第4シーズンに向けては、単なるコントラクト実行ではなく、多面的なエンゲージメントと取引ボリュームの創出が求められます。GameFiプロジェクトの「実利用」が数値で可視化される仕組みとして、PODの今後の動向は引き続き注目に値します。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。トークン価格や報酬額は変動します。最新情報は必ず公式ソースでご確認ください。

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