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Pixelsがコミュニティ開発拠点公開、ゲーム制作と投票を開放
Web3ゲーム·8分で読める

Pixelsがコミュニティ開発拠点公開、ゲーム制作と投票を開放

RRen.S(gamefi.jp編集部)公開日: 2026-08-25

📋 この記事のポイント

  • 1Web3ゲーム「Pixels」が、プレイヤー制作ゲームやツールの公開、機能提案、投票、報奨金を一元化する新サイトを開設。
  • 2参加方法と安全上の注意点を解説します。
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Pixelsは、プレイヤーが制作したゲーム、機能、攻略ツールを公開し、コミュニティによる提案や投票につなげる「Pixels Community」を開設しました。 クライアントとバックエンドのオープンソース化を土台に、公式ゲームの改善だけでなく、独自ルールや経済を持つ別世界「Realm」の構築も可能にする取り組みです。

Pixelsがコミュニティ開発サイトを開設

Web3ゲーム「Pixels」は、コミュニティ開発の拠点となる新サイト「Pixels Community」を公開しました。これまでDiscordやAMAなどに分散していたプレイヤーの要望、開発者の作品、機能提案、報奨金付きの開発依頼を、ひとつのプラットフォームに集約します。

Pixelsは、農業やクラフト、クエスト、土地活用などを楽しめるソーシャル型のゲームです。今回の施策で重要なのは、プレイヤーをゲーム内経済の参加者として扱うだけでなく、ゲームを作る側にも参加できるようにした点です。

開発者は、ユーザーインターフェースの変更、アクセシビリティ機能、農作業用タイマー、マーケット追跡ツール、プランナー、クエスト、ミニゲームなどを投稿できます。ゲーム本体に組み込む機能だけでなく、Wiki、計算機、Bot、攻略ガイドといった外部ツールも対象です。

公式発表では、すでにMixyeroなどのコミュニティ開発者がオープンソースコードを利用した試作に取り組んでいると紹介されています。小さな操作改善からゲーム全体のフォークまで、規模を問わず受け付ける設計です。

クライアントとバックエンドの公開で何が変わるのか

PixelsはCommunityサイトの開設に先立ち、ゲームのクライアントをオープンソース化しました。その後、サーバー側の処理を担うバックエンドも公開しています。ソースコードはPixelsのGitLabリポジトリから確認できます。

クライアントには、キャラクターの挙動、アイテム、実績、コスメティック、タイル配置、カメラ、イベント処理、ミニゲームなど、プレイヤーが直接触れる機能が含まれます。開発者はこれを変更し、操作方法の改善や画面の再設計、新しい遊び方の試作に利用できます。

バックエンドまで公開されたことで、変更できる範囲は見た目や操作画面に限られません。開発者は公式環境とは別にサーバーを動かし、独自のワールド、ルール、進行システム、経済設計を持つPixels派生ゲームを構築できます。

ただし、オープンソース版で独自のアイテムや通貨を設定できることと、公式Pixelsの資産を自由に増やせることは別です。公式ゲームでは従来どおりPixels側のサーバーが行動を検証します。コミュニティ運営サーバーの変更が、そのまま公式環境のPIXELやアイテムに反映されるわけではありません。

独自ゲームを作れる「Realm」とReforge

独自版のPixelsを構築する方法は、技術者向けと非技術者向けに分かれています。

開発経験がある場合は、GitLabで公開されているコードを利用し、クライアント、ゲームサーバー、データベースなどを自分でセットアップできます。公式案内では、インストール環境としてNode.jsとDockerを利用する手順も公開されています。コードを直接変更できるため、大規模な機能追加や独自ゲームへの派生に向いています。

一方、プログラミングやサーバー管理に詳しくないクリエイターは、Pixelsの制作ツール「Reforge」から「Realm」を展開できます。ReforgeのRealms Managementを開き、デプロイ手順に沿って設定すると、公式ゲームとは分離された自分専用のPixels環境を用意できます。

作成したRealmには共有用リンクからアクセスできます。たとえば、特定のクエストだけを遊ぶ短編ゲーム、コミュニティイベント専用ワールド、学習やブランド体験を目的としたゲームなどを、Pixelsの基本システム上に構築する使い方が考えられます。

Realmは、従来のNFT土地上にコンテンツを置くUGCとは異なり、ゲーム環境そのものを派生させられる仕組みです。Web3ゲームにおけるUGCを、アイテム制作やステージ制作から、ルールと運営を含むゲーム開発へ広げる試みといえます。

投稿、審査、コミュニティ投票の流れ

Communityサイトへ作品を投稿する開発者は、プロジェクトの説明、画像や動画、ソースコードへのリンク、実際に試せるプレイ用リンクを提出します。公式ゲームのコード変更を提案する場合は、必要に応じてGitLabのマージリクエストも添付します。

投稿内容は、公開前にPixelsのモデレーターによる確認を受けます。主な目的は、提出物が実際に動作するか、コミュニティ規則に反していないかを確認することです。審査を通過したプロジェクトはサイト上に掲載され、プレイヤーが内容を試せるようになります。

公式Pixelsへの導入を目指すプロジェクトは、承認後にコミュニティ投票へ進みます。投票権の重みには、ウォレット内のPIXEL、ゲームのコントラクトを通じてステークされているPIXEL、Land NFTが利用されます。投票は毎月初めにリセットされる仕組みです。資産ごとの具体的な重み付けは固定ではなく、今後コミュニティの意見を踏まえて調整される可能性があります。

投票で支持を集めても、公式ゲームへの採用が自動的に決まるわけではありません。Pixelsチームは、コード品質、ゲームデザイン、既存機能との整合性、ゲーム内経済への影響などを確認し、採用、差し戻し、却下を判断します。BlockchainGamerの報道によると、Pixelsは当初、毎月1件または2件のコミュニティ機能を公式ゲームへ統合することを想定しています。

要望とPIXEL報奨金を結ぶバウンティ機能

新サイトには、プレイヤーが欲しい機能や修正を提案するリクエスト機能も導入されました。提案できる内容には、ゲーム機能、不具合修正、クエスト、外部ツールなどが含まれます。ほかの利用者は、実現してほしい提案に賛成票を投じられます。

注目すべきなのが、提案へPIXELの報奨金を設定できるバウンティ機能です。Pixels運営だけでなく、コミュニティメンバーも報奨金を付けられます。開発者は対象の依頼を選び、必要な機能を実装して成果物を提出することで、報奨金の獲得を目指します。

この仕組みは、プレイヤーの要望を単なる人気投票で終わらせず、実際にコードを書ける開発者へ仕事として接続するものです。たとえば、農業の完了時刻を確認するタイマー、アイテム相場を整理するマーケットトラッカー、初心者向けのアクセシビリティ改善など、対象が明確な課題と相性がよいでしょう。

PIXELはPixelsのプレミアムゲーム内通貨であり、公式ドキュメントではUGC制作など、エコシステムへの貢献を報いる用途も掲げられています。Communityサイトとバウンティ機能は、この方針を具体的な開発フローへ落とし込む役割を担います。

コミュニティ作品を利用する際の安全対策

モデレーターによる掲載前確認は、セキュリティ監査ではありません。Pixelsも、コミュニティが運営するクライアントやサーバーを利用する場合は、第三者サービスとして注意するよう案内しています。

利用者は、作品を開く前に開発者名、説明、ソースコード、リンク先ドメインを確認すべきです。ウォレット接続を求められた場合は、接続先が公式Pixelsではなく、コミュニティ運営環境である可能性を認識する必要があります。

また、署名画面では、単なるログイン用署名なのか、トークン移動やNFT操作を許可するトランザクションなのかを確認してください。内容を理解できない署名、過剰な権限を求める承認、出所不明のクライアントへの資産移動は避けるのが基本です。試すだけなら、主要資産を保管するウォレットと分けた環境を利用する方法もあります。

Realmごとに独自のルールや経済が設定されるため、公式Pixelsでの価値や権利がそのまま保証されるとは限りません。「Communityサイトに掲載されていること」と「Pixelsが安全性や資産価値を保証していること」を混同しない姿勢が重要です。

まとめ

Pixels Communityは、ゲームのソースコード公開、作品投稿、プレイヤー投票、機能リクエスト、PIXEL報奨金をひとつの流れにまとめる開発拠点です。開発者は小規模なUI改善や攻略ツールから、独立したRealmやゲーム全体のフォークまで公開できます。

プレイヤーにとっては、完成した機能を試してから投票し、欲しいツールやクエストを提案できる点が大きな変化です。一方、採用の最終判断はPixelsチームが持ち、コミュニティ投稿の審査も完全なセキュリティ監査ではありません。

今回の取り組みは、Pixelsを単一のWeb3ゲームから、プレイヤーと開発者が複数のゲームやツールを生み出す基盤へ移行させるものです。今後は、どのようなRealmが継続的なプレイヤーを獲得するか、投票とバウンティが実際の公式アップデートへどう反映されるかが注目点となります。

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