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Pirate Nationの系譜、Booty Warsが高リスクPvPで始動
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Pirate Nationの系譜、Booty Warsが高リスクPvPで始動

RRen.S(gamefi.jp編集部)公開日: 2026-08-21

📋 この記事のポイント

  • 1終了したPirate NationのCC0素材を活用し、コミュニティ主導で開発されるBooty Warsを解説。
  • 2独立プロジェクトとしての位置付け、PvP設計、NFT、旧資産との関係、参加前の注意点を整理します。
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Booty Warsは、終了したオンチェーンRPG「Pirate Nation」のCC0素材を活用し、元コミュニティメンバーが開発する独立系Web3ゲームです。 Proof of Playによる公式続編ではなく、$PIRATEやFounder Piratesも引き継ぎません。最大の特徴は、資産や勝敗に重みを持たせる「高リスクPvP」を中心に、ゲームの継続性を一から検証する方針にあります。

Pirate Nationの精神を再構築するBooty Wars

BlockchainGamerによると、Booty WarsはPirate Nationの長年のクリエイターとして活動してきたMurdoch氏が、2026年8月19日に発表した新プロジェクトです。同氏は2人の開発者を迎え、Booty Labsの名称で制作を進めています。

ただし、Booty WarsはPirate Nationの運営移管や正式な復活ではありません。発表ではProof of Playとの提携、承認、支援を受けていないことが繰り返し説明され、「Pirate Nation 2.0ではない」という立場が明確にされています。

この区別は重要です。Pirate NationはProof of Playが開発した海賊テーマのRPGで、アイテム、通貨、ゲームロジックをスマートコントラクト上に実装する「完全オンチェーン」を掲げていました。PiratesとShipsにはERC-721、アイテムや資源にはERC-1155、ゲーム内通貨にはERC-20規格が採用され、専用チェーンのApexとBossも運用されていました。

一方のBooty Warsが受け継ぐのは、主に世界観を想起させる公開素材とコミュニティの文化です。旧ゲームの運営権、経済圏、公式ブランドをそのまま継承する計画ではありません。

Proof of Play終了とCC0公開が出発点

Proof of Playは2026年8月、事業終了に伴い、Pirate Nation関連のアート、コード、スマートコントラクトなどを公開しました。Founder Piratesと関連アートの一部にはCC0が適用され、第三者が再利用しやすい状態になったことが、Booty Wars誕生の直接的な契機です。

CC0は、権利者が可能な範囲で著作権および関連する権利を放棄し、作品をパブリックドメインに近い形で提供する仕組みです。対象素材は複製、改変、配布、商用利用が可能ですが、元の権利者による承認を装ってよいわけではありません。また、商標、特許、肖像権などはCC0の対象外となる場合があります。

Booty WarsがProof of Play非公認であることを強調しているのも、この違いが理由です。素材を合法的に再利用できることと、旧運営会社のブランドや信用まで引き継げることは同義ではありません。

今回の動きは、オンチェーンゲームの資産公開が、スタジオ終了後の二次創作にどこまでつながるかを試す事例でもあります。スマートコントラクトが残っていても、ゲーム運営、コミュニティ管理、UI、経済設計、継続開発を担う主体がなければ、遊べるサービスとしての維持は困難です。Booty Warsは、その空白を別チームが埋められるかを検証するプロジェクトといえます。

新NFT「Booty Pirates」と旧資産の扱い

発表された計画では、新たに6,969体のBooty Piratesを用意し、そのうち969体をチーム向け、6,000体を一般販売向けとする構成です。CC0アーカイブから似通ったデザインを整理し、新しいコレクションとして再編集するとされています。

利用するブロックチェーンは記事公開時点で未決定です。Robinhood関連のエコシステムが有力候補として挙げられていますが、正式決定ではないため、対応ウォレット、ガス代、NFT規格、マーケットプレイスなどの仕様も確定していません。

旧Pirate Nationユーザーにとって特に重要なのは、Founder Piratesや$PIRATEがBooty Warsの中核資産にならない点です。Murdoch氏は、開発側が$PIRATEを管理していないことを理由に、旧トークンを採用しない方針を示しています。

Pirate Nation終了時までPirateを保有していたユーザーや、終了手続きの中で対象NFTをバーンしたユーザーは、ホワイトリスト審査への申請対象になる予定です。ただし、保有履歴があれば自動的に参加権を得られるわけではなく、選考や割り当てを保証する制度でもありません。

中核となる高リスクPvPとは

Booty Warsが前面に出しているのは、結果に強い意味を持たせる「high-stakes PvP」です。詳細な戦闘ルールはまだ公開されていませんが、旧Pirate Nationよりも緊張感があり、Web3ゲームらしいリスクと報酬を意識した設計を目指しています。

開発チームが参考にしているのが、Cambria、Gigaverse、MOGです。なかでもCambriaは、自らを「risk-to-earn MMORPG」と位置付け、PvP、PvE、取引、領地争い、限られた資源を組み合わせています。安全に報酬を積み上げるだけでなく、プレイヤーが損失の可能性を受け入れて行動を選ぶ点が特徴です。

Booty Warsも、単にトークン報酬を配ってログインを促すのではなく、対戦相手との駆け引き、資源の持ち込み、撤退判断、勝敗による状態変化などをリテンションにつなげようとしているとみられます。ただし、賭ける対象がNFTなのか、ゲーム内資源なのか、参加費なのかは未発表です。

高リスク設計は盛り上がりを生みやすい反面、資金力の差が勝敗へ直結するPay to Win、初心者狩り、複数アカウント、不正な談合といった問題も招きます。正式版では、マッチング、損失上限、資産保護、不正対策が評価の焦点になるでしょう。

まずBooty Wars V1でゲームループを検証

最初に公開される予定のBooty Wars V1は、大規模な経済圏を完成させた製品ではなく、少人数で中核体験を試すための初期版です。プレイヤーが何を目的に繰り返し遊び、どの場面で離脱し、対戦結果を次の行動へどうつなげるかを検証する段階とされています。

これは、トークンやNFT販売を先行させた後にゲームを作る方式とは異なるアプローチです。まずPvPの面白さと継続率を確認し、反応を見ながら経済要素やコンテンツを調整する狙いがあります。

Pirate Nationは、オンチェーンでゲームロジックを動かす高度な技術基盤を構築しましたが、技術的な独自性だけでサービスの持続性が保証されたわけではありません。Booty Warsが同じ轍を避けるには、NFTの希少性よりも、対戦の公平性、敗北後の再挑戦動機、無課金・新規参加者の入口を優先する必要があります。

また、V1の段階では仕様変更やリセットも想定すべきです。テスト参加者は、取得したポイントやアイテムが正式版へ必ず移行すると考えず、各シーズンの利用規約と資産の扱いを確認することが大切です。

参加を検討する際の確認ポイント

Booty Warsには、Pirate Nationコミュニティの経験やCC0素材を生かせる強みがあります。しかし、開発人数、チェーン、コントラクト、監査、販売条件など、未確定の項目も多い初期プロジェクトです。

参加前には、公式を名乗る偽アカウントを避け、Murdoch氏および今後公開されるBooty Wars公式サイトからリンクを確認してください。NFTのミント前には、コントラクトアドレス、承認する権限、供給内訳、チーム保有分の利用条件、ロイヤリティ、返金条件を確認する必要があります。

さらに、旧$PIRATEやFounder PiratesをBooty Wars参加の必須条件だと宣伝する第三者にも注意が必要です。現時点の発表では、両資産は新ゲームへ直接統合されません。ホワイトリスト申請の可能性と、旧資産の価値保証は別の話です。

PvPに経済的リスクが組み込まれる場合は、失っても生活に影響しない範囲で参加し、ウォレットを分けることも有効です。ゲームの面白さ、NFTの価格、トークンの市場価値はそれぞれ異なるため、コミュニティの期待だけで判断しない姿勢が求められます。

まとめ

Booty Warsは、Pirate Nationをそのまま復活させる計画ではなく、CC0素材と旧コミュニティの文化を基に、高リスクPvPを再設計する独立プロジェクトです。新しいBooty Piratesコレクションを採用し、$PIRATEやFounder Piratesの経済圏からは距離を置きます。

注目点は、スタジオ終了後に公開された資産が、別の開発者とコミュニティによって新しいゲームへ発展するかどうかです。一方で、チェーンや戦闘ルールを含む重要仕様は未確定で、Proof of Playによる保証もありません。

まずは小規模なBooty Wars V1でゲームループを検証する方針です。旧作への懐かしさだけでなく、PvPそのものの面白さ、公平なリスク設計、資産管理の透明性を示せるかが、プロジェクトの持続性を左右します。

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